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地元企業の税務申告や経理業務に貢献

計算が得意だったため高校時代の先生から税理士を勧められました。女性でも活躍できる仕事と知って興味を持ち、この道を目指すようになったのがきっかけです。大学院卒業後は関東の中堅事務所に入社しましたが、いつかは地元の沖縄で働きたいという思いが強かったため、転職を検討していました。そして、大学時代に講師やインターンでお世話になっており、女性の税理士として活躍されている幸地啓子所長が運営する税務経理計算センターへ入社。2012年にEY税理士法人と事業統合され、憧れのBIG4で働けるようになった時はとても嬉しかったです。
現在はACR Kochiのマネージャーとして、医療法人や公益法人といった地元の特殊法人と地域密着企業をメインクライアントに、記帳代行や決算業務、税務申告などを行っています。特に特殊法人は一般企業とは異なるお金の流れがあるので、業界の特徴をおさえて処理することが求められます。また、チームメンバーが作成した申告書のレビューを行う際は、お客さまごとの気にかけるべきポイントをアドバイスして、ミスのない資料作成ができるよう教育しています。

コミュニケーションを通してお客さまを理解する重要性

印象に残っているのは、初めて一人で税務調査の立ち合いを任された時のこと。お客さまの税務調査対象になっている期間の会計処理をもう一度やり直し、お金の流れを再度確認して、どのような質問にもすぐ回答できるよう準備しました。また、税務調査に関する書籍で、チェックされやすいポイントや想定問答などを勉強。当日に備えて万全に準備を整えたつもりでした。
しかし、税務調査では予想もしていなかった質問を受けることに。お客さまのホームページを見た税務署職員の方から、世間話の際に「この事業の収入はどこに計上されているのですか？」と聞かれたのです。それは、お客さまがうっかり情報を提供し忘れてしまっていたものでした。それまで、お客さまからいただく資料を元に書類を作成していたのですが、情報の連携漏れから、自分が把握できていないお金の流れがある可能性を思い知りました。それからはお客さまからいただく資料だけを見るのではなく、密にコミュニケーションを取り、お客さまの状況をしっかりと把握することを心がけています。

身をもって学んだ、経営支援という仕事の大切さ

父親が自営業者で、そこから企業経営やそのサポートをする仕事に興味を持つようになりました。そのため、大学でも経営を専攻しつつ、銀行やシンクタンク、会計事務所でインターンをしながら、経営支援の現場を学ぶことに注力。そうした中で、海外の会計事務所でインターンをした際に、日本の企業が海外で努力をしていること。そして、日本企業が海外で戦っていくためには海外の税制や法律に詳しい専門家が必要不可欠であることを知り、税理士法人で働くことが自身の大きな目標となっていったのです。
EY税理士法人 沖縄事務所と出会ったのは、そんな時でした。沖縄にオフィスを構えながらも、150を超える国と地域にネットワークを持ち、さらには多くの知識や経験を持ったプロフェッショナルが多数在籍している。これ以上の会社は他にはない、そんな思いでインターンに参加したことを今でもよく覚えています。当時、税務に関して専門的に学んだ経験はありませんでしたが、インターンを通して実際に働く姿をイメージすることもできたため、思い切って挑戦することにしました。

学んだ知識、重ねた努力が、
お客様からの感謝につながる

入所後はPASという部署に配属され、特に所得税と住民税を扱いながら、海外赴任者に対する税務サービスを行っています。毎年の確定申告はもちろん、海外赴任に係る税務についてのアドバイス、税金補填計算やグロスアップ計算など、海外赴任者の所得に関する計算業務を通してクライアントの業務をサポートする、やりがいある仕事です。クライアントから個人的に相談を受ける機会も多く、適切なアドバイスによって感謝の言葉が頂けたときは、もっと頑張ろうという気持ちになりますね。
元々、税務に関する知識はゼロの状態で入所した私ですが、EY税理士法人では研修がとても充実しているので、働きながらスキルを伸ばすことができます。国連の会議に参加していたり有名な書籍を出版していたりと言った、世界的なエキスパートから直接税務に関する知識を学ぶことができるのも、EY税理士法人ならではの魅力と言えるのではないでしょうか。もちろん、自分自身で勉強していく姿勢は大切ですが、それをサポートし、安心して成長できる環境が整っています。