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2017年アジア太平洋地域の投資奨励制度

2017APAC

EY発 アジア太平洋地域のインセンティブガイドブック

東南アジア諸国連合(ASEAN)は過去10年以上もの間、世界経済において成長の明るい兆しを見せていました。 6億2,900万人の人口を持つ東南アジアは、総国内総生産(GDP)が2兆4千億米ドルに達する世界第6位の経済圏です。 2016年ASEAN経済チャートブック(ASEAN Economic Chartbook 2016)では、東南アジアの外国直接投資(FDI)流入額は米国、香港、中国本土に次いで第4位となりました。

東南アジアのみならず、より広範なアジア太平洋(APAC)地域における他の政府にとって、税務インセンティブは政策決定のために重要なものとなっています。 本書では、下記のAPACの主要な国に範囲を拡大して考察します。

※各国の詳細は、PDFからご覧ください。
  • インドネシア
  • オーストラリア
  • 韓国
  • シンガポール
  • タイ
  • フィリピン
  • ベトナム
  • マレーシア
  • ミャンマー
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新しいインセンティブガイドブックでは、クライアントの皆様が関心を寄せている国の数、また研究・開発(R&D) 活動をターゲットにしたものなど、インセンティブの種類を増やし、その対象範囲を拡大しました。 各々のインセンティブをタイムリーかつ確実に把握するため、本書では概要を提示するように努めました。 本書で言及されているインセンティブの詳細については、ey.com/sg/incentives(英語のみ)をご覧ください。

「第4次産業革命(Fourth Industrial Revolution)」への移行が進む中、革新やR&Dは、成長を促進し、競争性を確保するために適切であるといえます。 こうした背景の中、例えば、イノベーション・パテント "ボックス" からR&Dインセンティブに至るまで、様々な国が提示するインセンティブの数や範囲は既に急激な上昇を見せています。 2017年度の調査、「EYのグローバル税務ポリシーの展望(EY Outlook for Global Tax Policy survey)」の回答者によれば、R&Dインセンティブも同様に焦点となることが予想されています。 50のうち11の国・地域における回答者が、今年度はR&Dインセンティブがより多く与えられるだろうと予測しています。

R&Dに対する税務インセンティブを古くから実施してきた歴史を誇るオーストラリアは、投資家にとって世界的に魅力のある先進経済国です。 多様で豊富な天然資源や強靭な金融システムを有する同国は海外投資先として魅力のある国です。 世界的な経済成長の低迷に反し、オーストラリアにおける投資レベルは大幅に向上し、2016年度には2倍以上の440億米ドルに達しました。

同様に、韓国は数々の経済改革を採用し、1960年代以降、急速な工業化を成し遂げました。 今や韓国は、ハイテク製造業におけるグローバルリーダーとなり、インセンティブは革新によって経済成長を促進させるための重要な役割を担っています。 FDIのレベルが比較的低かった2015年(例:40億米ドル)に比べ、2016年には流入が94億米ドルまで大幅に持ち直しました。

世界の他の地域で保護貿易主義が高まる中、上記経済国のオープンな姿勢は、投資の意思決定を下す際に多国籍企業(MNC)にとって最適な選択肢となるのではないでしょうか。


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